1. 設立目的

日本衛生学会奨励賞は、不断に亘る真摯な研鑽により優れた研究業績をあげている本学会会員を顕彰することにより、我が国の衛生学領域における学問水準の飛躍的向上を図ることを目的とする。

2. 受賞候補者の資格:

日本衛生学会の会員歴が連続3年以上で、応募締切日に原則として45 歳未満であること。なお、勤務先から取得されるなどの産前・産後休暇や育児休業の期間があり、その期間を除くことで45歳未満に相当する場合は有資格者とする。

3. 対象となる研究業績:

衛生学に関する独創的研究で、将来の発展を期待しうるもの。ただし、日本国内の他学会で同一内容の賞を受けていないものに限る。これらの研究業績は、Environmental Health and Preventive Medicine あるいは日本衛生学雑誌に掲載されているか、日本衛生学会総会で発表し、国外の学術雑誌に掲載済みであること。

4. 推薦方法:

会員による推薦または自薦とする。
申請者は、下記の書類を日本衛生学会事務局に電子ファイルで提出する。

  1. 申請書
  2. 申請書には受賞候補者についての、氏名、生年月日、日本衛生学会会員歴、所属、所属先  住所、略歴、論文目録、日本衛生学会総会発表目録および他学会受賞歴(内容の相違について記載、他学会受賞歴がない場合はその旨を明示)を記載すること。

  3. 業績概要
  4. 受賞対象となる研究業績の概要をA4版で2,000 字以内に纏め、内容を示す題目を付すこと。このなかで、本学会が目的として掲げる『実験研究と疫学研究を有機的に連携し、健康に関する様々な課題の解決に役立て、社会に貢献すること』を目指すうえで、本研究業績がどのように活かされるかを述べること。

  5. 論文別刷
  6. 受賞対象となる研究業績に係わる論文PDF(10編以内とし、論文目録に印を付すこと)。

  7. 上記の1) と2) についてはMS-wordにてA4版で作成し、合わせて1つの文書ファイルに
    まとめ提出すること。

5. 授賞

  1. 選考委員会の推薦に基づいて、理事会が決定する。
  2. 受賞者数は原則として各年2名以内とする。
  3. 受賞者には賞状および副賞を贈呈する。副賞は年会費10年分の免除とする。
  4. 授賞は、日本衛生学会総会において行われる。受賞者は、受賞研究および関連領域の論文をEnvironmental Health and Preventive Medicine または日本衛生学雑誌に受賞後1年以内に投稿する義務を負う。投稿料および掲載料の免除は行わない。
  5. 選考委員会は別に定める。

6. 提出期限及び提出先

別途定める期限までに日本衛生学会事務局に提出する。

付則

  • 本規定は2005年3月の幹事会にて承認された。
  • 本規定は2005年7月の理事会にて変更が承認された。
  • 本規定は2011年2月の理事会にて変更が承認された。
  • 本規定は2012年1月の理事会にて変更が承認された。
  • 本規定は2018年12月の理事会にて変更が承認された。
  • 本規定は2020年7月の理事会にて変更が承認された。
  • 本規定は2021年7月の理事会にて変更が承認された。
  • 本規定は2022年11月の理事会にて変更が承認された。